カラダには、ねじれがあります。
先日、O脚を気にされているお客様がいました。
脚をまっすぐ見せようと思うと、まずやりたくなるのが、
膝と膝を内側へ寄せること。
たしかに、力を入れれば膝は近づきます。
でも、これって結構つらいんです。
意識している間はできても、力を抜けばまた元に戻る。
ずっと膝を閉じることを考えながら生活するわけにもいきません。
それなら、本当に変えたいのは
「膝を閉じていられること」
なのでしょうか。
僕は少し違うと思っています。
脚は、膝だけでできているわけではありません
O脚を見ると、どうしても膝と膝の間に目がいきます。
でも僕が見るのは、そこだけではありません。
足の裏のどこで床を踏んでいるのか。
足首がどう動くのか。
すねがどう回るのか。
太ももがどう回るのか。
そして、その動きが股関節までどうつながっているのか。
脚の中では、いくつもの回旋が起きています。
つまり、
カラダにはもともと「ねじれ」がある。
ということです。
ねじれは、悪いものではありません
「ねじれ」と聞くと、
歪んでいる。
直さなければいけない。
そんなイメージを持つかもしれません。
でも、人の身体はねじれながら動いています。
歩くときもそうです。
股関節も足首も、まったく回らずに動いているわけではありません。
だから僕は、
ねじれをなくしたいとは思いません。
必要なのは、
必要なねじれが、必要な場所で起こること。
です。
どこかが動きにくければ、別の場所がその分を引き受けます。
その結果として、膝の向きや脚のラインに現れている可能性もあります。
膝が開くから、膝を閉じる。それだけではトレーニングにならない
だから&Hでは、
「O脚だから膝を閉じてください」
だけで終わらせません。
足裏でどう床を踏むか。
股関節がどう回るか。
片脚になったときに身体をどう支えるか。
しゃがんだとき、歩いたとき、そのねじれがどうつながるか。
そこまで見ると、同じスクワットやランジでもトレーニングの意味が変わります。
膝を力で押し込むのではなく、
自然に膝が収まりやすい動きをつくっていく。
僕が作りたいのはこちらです。
脚をきれいにするのは、ねじれを消すことではない
O脚を気にしている人が欲しいのは、
「頑張って膝を閉じている脚」
ではないはずです。
立ったときに自然にすっと見える。
歩いても無理がない。
力を抜いていても、脚のラインがきれいに見える。
そんな脚だと思います。
だから、
カラダにあるねじれを、作り直す。
ねじれを消すのではありません。
足元から股関節まで、必要な回旋がつながるようにする。
その結果として、脚のラインも変わっていく。
僕はそんなふうに脚を見ています。
まっすぐな脚は、ねじれのない脚ではありません。
脚をまっすぐに見せたいからこそ、ねじれを消すのではなく、ねじれ方を見る。
O脚が気になって、いつも膝を閉じることばかり意識しているなら、一度その先まで見てみてください。